2022年1月にオープンした東京・六本木にある下半身専門美容外科「veary clinic(ヴェアリークリニック)」。
クリニックの院長である井上裕章医師は、診察・治療だけにとどまらず、「下半身の悩みを1人で抱え、解決できないままコンプレックスとして抱えている人へ、性器形成についての正しい情報を一人でも多くの人に届けたい」という想いでYouTube・Twitterなど様々な媒体での発信もされています。
下半身の美容医療にそこまでの熱意や技術をもった「veary clinic」(ヴェアリークリニック)院長の井上裕章先生とはどのような人物なのか、気になってきませんか?
本記事では、井上院長の経歴や開院した「veary clinic(ヴェアリークリニック)」について紹介します。井上院長の想いや、クリニックを訪れた患者さんのビフォーアフターを知り、ご自身の選択肢を増やしたい方はぜひご覧ください。
「ヴェアリークリニック」公式サイトはこちらから。
井上裕章院長のプロフィール
プロフィール
井上 裕章(いのうえ ひろあき)
1988年生まれ
血液型:AB型
趣味:思索・競馬
座右の銘:さよならだけが人生だ
結婚:インタビューで、結婚祝いで親友からもらったというべルルッティの財布をお気に入りとして語っている
経歴
2007年 | 麻布学園 麻布高等学校 卒業 |
2014年 | 東京大学医学部 卒業 |
2016年 | 国際医療福祉大学三田病院 初期研修 修了 |
2019年 | 国立国際医療研究センター病院 外科専門研修 修了 東京大学医学部附属病院 勤務 |
2020年 | 東京大学医学部附属病院 外科学専攻 大学院進学 都内美容(皮膚科、外科)クリニック 勤務 都内美容形成(女性器形成、男性器形成)クリニック 勤務 |
2022年 | veary clinic (ヴェアリークリニック) 開院 |
井上院長の人生が激変する出会い
エリートコースを歩んでいた井上院長
井上院長は、男子御三家と呼ばれる名門・麻布高等学校からストレートで東大医学部に入学という華麗なる経歴の持ち主です。
2年間の研修期間を経て、ガン治療をメインとする消化器外科医外科へ配属。そこは骨盤臓器の手術を多く請け負う外科で、悪性疾患の治療に取り組んでいました。骨盤に収まっている臓器とは、尿道・膀胱・外性器・陰茎・女性器・子宮卵巣・膣・肛門・直腸といった下半身の臓器のようです。
そうした臓器に関する手術の技術力を磨いていく中で、習得に15年はかかると言われている「骨盤内臓全摘手術」という手術を6年ほどで執刀するようになった井上院長。
キャリアも周りからの期待も高かった優秀な外科医で、学歴も相まって、エリートコースを順調に歩んでいきます。
人生が180度変えた患者さんと「女性器形成」に出会う
そうして井上院長は、ガンを治すことに自信と誇りを持って患者さんに接し続けていました。しかし、ここでガンの外科医から下半身専門美容外科の院長へと大きく方向転換するきっかけとなる患者さんの担当になります。
患者さんは直腸ガンを患った40代女性の方。
患者さんは手術をすれば命が助かる状況だったため、井上院長は手術を提案します。ですが、患者さんは、「手術は受けません、私はもういいんです」と言い、なかなか手術を受け入れません。それでも井上院長は諦めず、患者さんに寄り添いながら親身に提案や説明を続けました。そうして親身な井上院長の情熱に心を動かされます。患者さんは、ついに手術を拒否する本当の理由を打ち明けました。
その理由とは、「手術のときに自分の性器を見られたくない」というもの。
「私は女性器の見た目に激しいコンプレックスがある」、「これだけは一生涯、人に見せないと決めてきた」「それを見られるくらいだったらもう死んでもいいんですよ」と言い、命の重さを上回るほど下半身にコンプレックスを抱えていました。
それまでは「ガンを治すことが立派、美容は命に関係ない」という考えを持っていた井上院長は、「命より重いものはないと思っていたけれど、そうではない人もいる」という価値観に大きく揺さぶられ、衝撃と共に考えが180度変わりました。
そして、「コンプレックスを一刻も早く解消して手術にもっていかないと患者さんが死んでしまう」という思いから、解決策を模索。いろいろと調べていく中で、それまで井上院長も知らなかった「女性器形成」という分野とも出会います。患者さんにも女性器の形を整える施術があると伝えましたが、患者さん自身も女性器形成という手段でコンプレックスを解消できることを知りませんでした。
強まる「コンプレックス払拭」の思い
井上院長の提案を受けて患者さんは女性器形成の手術、そしてガンの手術へ臨みました。現在はコンプレックスと直腸ガンの両方から解放された人生を送っています。
井上院長は下半身のコンプレックスが命より重たい可能性があるということを知ったあと、人が抱く下半身にまつわる悩みへの意識が高まり「性器形成」の重要性に目覚めました。そして、「コンプレックスがある患者さんを救いたい、もっと極めたい」という想いが強くなっていきます。
最善を追い求めての渡韓
井上院長は「ガンを治せる医者はいくらでもいるが、下半身のコンプレックスの悩みを解消できる医者はまだ少ない、自分はそっちの方が社会貢献できるのではないか」と考えます。
理想を実現するべく、形成外科医を継続しつつ、美容クリニック勤務。プライベートの時間を利用して美容整形大国である単身渡韓して、下半身美容の知識と技術について、体得していきます。
2022年1月「veary clinic(ヴェアリークリニック)」を開院
veary clinic(ヴェアリークリニック)情報
所在地 | 東京都港区六本木4-2-35 vort六本木dual’s 2階 (旧:アーバンスタイル六本木三河台2階) |
アクセス | 都営大江戸線六本木駅6番出口より徒歩3分 |
電話番号 | 03-6820-2457 |
診療時間 | 10:00 – 19:00(休診日についてはHPを要確認) |
無料カウンセリングの有無 | 有 |
veary clinic(ヴェアリークリニック)への思い
「veary」とは、「とても=VERY」と「変化する=VARY」をかけ合わせた造語で、「訪れた人の気持ちが明るく変わったら」という井上院長の想いがクリニック名の由来です。
「veary clinic(ヴェアリークリニック)」では、患者さんの尽きない不安を少しでも取り除きたいと考え、「美容医療をガン治療の高みへ」「下半身から人生を変える」「チームシップ」「美的感覚は主観的に医療は客観的に」「コンプレックスを強みへ」「必要かつ十分な医療」という6つのコンセプトが掲げられており、性器のビジュアルから性生活の改善まで下半身について幅広い相談ができるのがクリニックの特徴となっています。
女性器・男性器の美容に特化しているということで、クリニックへはデリケートな気持ちを抱えた患者さんが多く訪れます。クリニック内は、患者さんがゆったりとした気持ちでリラックスしながら受診できるように、ホテルライクな内装が施され、他の患者さんとバッティングしない構造になっています。こうした患者さんが安心できる配慮がなされていることから、著名な女性タレントやAV女優もクリニックに来院されています。
また、井上院長自らが院内の清掃もしているとご自身のYouTubeチャンネルで話されていることから、veary clinic(ヴェアリークリニック)への思い入れを感じます。
井上院長の向き合う患者さんの悩み
小陰唇にまつわる悩み
性器の見た目を美しくすることを専門とするクリニック「veary clinic(ヴェアリークリニック)」では、悩みを打ち明けに様々な患者さんがやってきます。
小陰唇の黒ずみ、大きさや左右差についての悩み小陰唇を手術でカットして小さくする「小陰唇縮小手術」の件数も多いそうです。
井上院長は、VIO脱毛したことで、これまで毛で隠れていた部分が見えるようになったことが要因の一つになっているのだろうと言います。需要が増加している背景として、VIO脱毛を公表している芸能人も増えてきていたり、近年は「介護をしてもらう際に迷惑がかからないようにしたい」という気持ちから、介護脱毛が流行りつつあることも理由として挙げられます。
また、下着に小陰唇が擦れて痛みを感じる方や座った時の違和感があって辛い、小陰唇が大きいことがコンプレックスとなって辛いと悩みを打ち明ける方もいらっしゃるようです。
ヴェアリークリニックでは、そのようなお悩みに対して、しっかりとカウンセリングで話を聞いて、術前の段階で患者さんに合わせたデザインを提案しています。コンプレックス故に小陰唇なんていらないから全部取って欲しいと仰る方もいるみたいですが、カウンセリングで小陰唇の重要性を説明し、必要な部位を取り過ぎないように患者さんに向き合っています。
膣のゆるみにまつわる悩み
女性器の外観だけでなく、中身を変えたい方もヴェアリークリニックへ訪れます。先ほどの小陰唇の施術よりも優先して治療して欲しいと仰る方もいるとか!
「膣の緩みを改善して性交渉の感度を上げたい」「出産後、性生活の再開で「あれ?」と思った」、「入浴時にお湯が膣内に入って、お風呂から出た時に漏れてきたりする」「尿漏れが気になる」「膣内に空気や水が入りやすい」などこのような日々の生活の中での場面で緩みを感じる人がヴェアリークリニックへ訪れています。
目に見えにくい「膣の緩み」に対して、ヴェアリークリニックは「膣圧計」という膣の締まりを数値で示す測定器で測定。ふわっとしていたり、指標がないもののように思っていたものを明確にすることで、患者さんの緩みの原因も明確にします。
それだけでなく、「名器形成」においても、個人の膣の状態に合わせた提案や理想を叶えるように施術するため、患者さんの満足度も高いようです。
「名器とは何だろう?」とそう思われる方もいるでしょう。名器は女性器の具合で江戸時代の遊女をランク付けしたことがはじまりという説があります。膣の深さ、感触、形の要素が絡み合った上で男性を虜にする女性器と認められていたと言われています。そんな名器のシステムを医学的に解明し、再現するのが膣内形成施術が名器形成だそう。
希望する女性の動機で多いのが、彼氏やご主人から「ユルイ」と言われてショックを受けたケース。そして、年配の女性はユルイだけではなく、性交痛の悩みを抱える方も多くいます。こうしたお悩みにもそれぞれの状態に合わせて施術が行われているためか、患者さんのメンタル面にも良い方向に大きな変化が起こるようです。
男性器にまつわる悩み
男性に圧倒的人気なのは「亀頭増大」。カウンセリングで高額に感じ不安を示す方も、男性器の場合はビフォーアフターが一目瞭然であるため、帰る際は皆笑顔だと井上院長は言います。
これらの施術メニューは、性器そのものの変化だけではなく、メンタルの変化に良い影響をもたらすことにもつながることがあり、性器に自信が持てると、人としての自信もみなぎってくることから「性器形成は究極のアンチエイジングだ」と井上医師は語っています。
井上院長の思い描く将来に向けて
「婦人科形成」を発信し続ける
日本ではまだ認知度が低い「婦人科形成」分野。
悩みを1人で抱えることは、解決できないままコンプレックスとして抱え続けることに他なりません。下半身の悩みを誰かに話すことが恥ずかしいと感じる方がほとんどかと思いますが、比較対象を持っていないため、「自分の性器=グロテスク=醜い」といった先入観が潜在的に起こり、それが年齢を重ねるごとに定着していってしまいます。
先述の直腸ガンを患った40代女性患者さんもそうだったように、「まず知ってもらわないと発想することや選択肢すらないから、知るというのは本当に大事なこと」、「悩みを解決する方法がないと思い込んだまま終わってしまうのはもったいない」と井上院長はおっしゃっています。
堂々と話せることをスタンダードにしたい
知識や選択肢があっても、行動へ移せないとコンプレックスを解消することは難しいと思います。加えて、堂々と美容整形の話をするということは、ほんの少し昔ではあり得なかったでしょう。なぜなら、美容整形は隠すべき、恥ずべきことだという認識を持っている人が多くいたためです。
しかし、現在は美容整形手術について、友人や家族と相談できたり、実施したことを公表する人が増えてきています。
井上院長は、「性器形成の認知度と常態化も美容整形レベルまで引き上げたい」、「性器形成について堂々とシェアできる世界にしたい」という気持ちも強く持っています。下半身の美容医療が当たり前になる世の中を目指し、1人で発信するだけでなく、他業種の方との積極的な発信も始めたそうです。
例え批判や批評されても自分が世界を変える
とはいえ、「男性で婦人科形成なんて!」「東大を出たのにもったいない」などの批判や批評を受けることもあるそうです。そんな中で井上院長が発信をやめないのは、「もっと早く知りたかった」と涙を流す患者さんの姿を近くで見ているからだそうです。
「人の身体的な悩みと精神的な悩みを解決したい」という想いを抱き、認知拡大への想いをさらに固くしている井上院長。今後のビジョンは「全てにおける理念として、選択肢をきちんと知って決断してもらう。情報を得るということが1番大事」と掲げています。
手術を受ける・受けないは別として、施術を受けるという選択肢があることを知り、選択に迷った時にはプロに相談できるように、そして、自身で施術を受ける・受けないの決断をできる人を増やすべく、今後も井上院長は発信を続けるでしょう。今より先の性器形成の概念に、井上院長が大きな影響をもたらすことは言うまでもないですね。
「ヴェアリークリニック」公式サイトはこちらから。